インスタント除去のプレイ
2007年2月27日コメント (4)「インスタント・タイミングでも使用可能な除去呪文の正しいプレイタイミングの指針」
(タイトルなげー!)
(内容もちょっとクドイかも知れません)
凄い昔のMTGのプレイングのテキストにこんな例え話があります。
インスタント呪文なんだから相手のターン終了時まで待てば良かった、という如何にも初期時代のMTGのプレイミスに関する逸話ですね。
これは極端な例ですが、インスタント呪文を適切なタイミングでプレイする技術は実は簡単ではありません。
ベテランプレイヤーでも(些細ですが僕から見れば明らかな)ミスをしている場面によく出会います。
それは既に慣習となってしまっているプレイミスで、気付いていない人が非常に多いです。
対戦相手がアタックしてきたのに、応える形で除去呪文を撃っていませんか?
それは多くの場合、ミスプレイです。
除去呪文の適切なプレイタイミングについてもう一度考えてみましょう。
1、除去から逃れる呪文を、かわす。
よくある失敗例というか、されると強烈な印象を残すのが《ショック/Shock》等の火力を《巨大化/Giant Growth》系の呪文でかわされることです。火力を損する上、巨大化の分のダメージまで貰って吐きそうになるプレイミスです。
このことに限った事ではなく、除去呪文というのは《暁の魔除け/Dawn Charm》や《一瞬の瞬き/Momentary Blink》《白たてがみのライオン/Whitemane Lion》などでかわされるという可能性があります。そもそも《対抗呪文/Counterspell》されるかも知れません。
というわけで、それらをされないために除去を撃つ適切なタイミングは相手の土地がタップしてるときです。
何を当たり前な、とお思いになるでしょうが、基本にして最重要なことです。
理想では出たターンの終了時に除去を撃つのがベストですが、(インスタントなんだし)
既にマナを使ってタップしているときは速やかに自分のメインフェイズに除去しましょう。
ここで、インスタントなんだし、相手がアタックしてからで良いか、などと思っていると前述のカードにしてやられてしまう可能性が生まれます。
相手の土地がタップアウトしてる隙に撃つなら例えインスタントをあなたのメインフェイズに撃ってもそれはミスプレイではありません!(これが今日のレッスン1です)
2、除去から逃れる呪文を、撃たせる
相手が除去から逃れる呪文を持っていそうで、かつ、そのマナが払える状況のとき。
「《一瞬の瞬き/Momentary Blink》持ってんだろうなー、(除去を撃ってかわされて)あーやっぱ持ってたわ」
まぁよくあります。でもこのプレイを考えなしに相手のアタックを待ってからやってはいけません。
パターン1 火力呪文で除去るときで、巨大化系でかわされそうなとき
こちらのメインフェイズに撃ちましょう。できれば戦闘後に。
巨大化などでかわされて、かつ、戦闘が不利になると非常にもったいないです。
パターン2 《一瞬の瞬き/Momentary Blink》のような撃たれても戦闘が不利にならないカードでかわされそうなとき
相手のアップキープに撃ちます(レッスン2です)
なぜか?
理由1 こちらのメインフェイズに撃ってかわされると、相手はかわすのに使ったマナがすぐ回復してしまいます。
理由2 かといって、相手の戦闘まで待った場合、相手は一枚カードを引いてしまい、引いたばかりの呪文でかわされてしまうかも知れません。
メインフェイズまで行くと、土地を置かれて1マナ増えてしまって《吸収するウェルク/Draining Whelk》のような重い呪文がプレイされてしまうかも知れません。
また、状況が変わって(大抵はより強いクリーチャーを引いたなど)
除去をかわす呪文を撃たなくなるかも知れません。
特により強いクリーチャーを引いた場合、除去呪文をかわしたせいでそのクリーチャーのプレイが遅れる可能性が生まれます。
つまり対戦相手の選択肢が狭くなります。
(自分のアップキープにマナを使いたがるプレイヤーはいません)
(相手に除去をかわす呪文を撃つマナが既にある場合)
相手のマナが増えず、かつ手札一枚分の呪文と情報をあたえる前である、相手のアップキープに撃つべき。
これ(レッスン2)ができていないプレイヤーが非常に多いです。
3、補足
多くのプレイヤーは対戦相手のクリーチャーが攻撃に参加したところを除去しようとします。
これはなぜでしょうか?
具体的には《腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak》や《グリフィンの導き/Griffin Guide》のようなクリーチャー強化呪文を警戒してです。(あと装備品とか)
そしてそれが習慣化しているからです。
なるほど、確かにこのようなカードを使わせたクリーチャーを除去した方が、断然お得です。
では、ハッキリ言いますが、
こんな事が起こることは、対戦相手がミスプレイしない限りありえません!
ただ何もせずにアタックしてもあなたはそのクリーチャーを除去るつもりなのに、わざわざ相手が強化呪文を使ってくれるようなことは(普通は)ありません。
(逆に言えば、ただアタックするだけで対戦相手が除去を撃ちそうな状況で絶対にあなたは強化呪文を使ってはいけません!大損します)
(追加のクリーチャーを出すことを選びましょう)
(タイトルなげー!)
(内容もちょっとクドイかも知れません)
凄い昔のMTGのプレイングのテキストにこんな例え話があります。
「対戦相手が先攻でさー、最初のターンに《山/Mountain》出して『あなたに《稲妻/Lightning Bolt》』ってさ!」
「返しのこっちのターンに《暗黒の儀式/Dark Ritual》から《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》出してそのまま勝っちゃったよwwwww」
インスタント呪文なんだから相手のターン終了時まで待てば良かった、という如何にも初期時代のMTGのプレイミスに関する逸話ですね。
これは極端な例ですが、インスタント呪文を適切なタイミングでプレイする技術は実は簡単ではありません。
ベテランプレイヤーでも(些細ですが僕から見れば明らかな)ミスをしている場面によく出会います。
それは既に慣習となってしまっているプレイミスで、気付いていない人が非常に多いです。
対戦相手がアタックしてきたのに、応える形で除去呪文を撃っていませんか?
それは多くの場合、ミスプレイです。
除去呪文の適切なプレイタイミングについてもう一度考えてみましょう。
1、除去から逃れる呪文を、かわす。
よくある失敗例というか、されると強烈な印象を残すのが《ショック/Shock》等の火力を《巨大化/Giant Growth》系の呪文でかわされることです。火力を損する上、巨大化の分のダメージまで貰って吐きそうになるプレイミスです。
このことに限った事ではなく、除去呪文というのは《暁の魔除け/Dawn Charm》や《一瞬の瞬き/Momentary Blink》《白たてがみのライオン/Whitemane Lion》などでかわされるという可能性があります。そもそも《対抗呪文/Counterspell》されるかも知れません。
というわけで、それらをされないために除去を撃つ適切なタイミングは相手の土地がタップしてるときです。
何を当たり前な、とお思いになるでしょうが、基本にして最重要なことです。
理想では出たターンの終了時に除去を撃つのがベストですが、(インスタントなんだし)
既にマナを使ってタップしているときは速やかに自分のメインフェイズに除去しましょう。
ここで、インスタントなんだし、相手がアタックしてからで良いか、などと思っていると前述のカードにしてやられてしまう可能性が生まれます。
相手の土地がタップアウトしてる隙に撃つなら例えインスタントをあなたのメインフェイズに撃ってもそれはミスプレイではありません!(これが今日のレッスン1です)
2、除去から逃れる呪文を、撃たせる
相手が除去から逃れる呪文を持っていそうで、かつ、そのマナが払える状況のとき。
「《一瞬の瞬き/Momentary Blink》持ってんだろうなー、(除去を撃ってかわされて)あーやっぱ持ってたわ」
まぁよくあります。でもこのプレイを考えなしに相手のアタックを待ってからやってはいけません。
パターン1 火力呪文で除去るときで、巨大化系でかわされそうなとき
こちらのメインフェイズに撃ちましょう。できれば戦闘後に。
巨大化などでかわされて、かつ、戦闘が不利になると非常にもったいないです。
パターン2 《一瞬の瞬き/Momentary Blink》のような撃たれても戦闘が不利にならないカードでかわされそうなとき
相手のアップキープに撃ちます(レッスン2です)
なぜか?
理由1 こちらのメインフェイズに撃ってかわされると、相手はかわすのに使ったマナがすぐ回復してしまいます。
理由2 かといって、相手の戦闘まで待った場合、相手は一枚カードを引いてしまい、引いたばかりの呪文でかわされてしまうかも知れません。
メインフェイズまで行くと、土地を置かれて1マナ増えてしまって《吸収するウェルク/Draining Whelk》のような重い呪文がプレイされてしまうかも知れません。
また、状況が変わって(大抵はより強いクリーチャーを引いたなど)
除去をかわす呪文を撃たなくなるかも知れません。
特により強いクリーチャーを引いた場合、除去呪文をかわしたせいでそのクリーチャーのプレイが遅れる可能性が生まれます。
つまり対戦相手の選択肢が狭くなります。
(自分のアップキープにマナを使いたがるプレイヤーはいません)
(相手に除去をかわす呪文を撃つマナが既にある場合)
相手のマナが増えず、かつ手札一枚分の呪文と情報をあたえる前である、相手のアップキープに撃つべき。
これ(レッスン2)ができていないプレイヤーが非常に多いです。
まとめ
相手の土地がタップアウトしてるとき
→土地が起きる前に除去を撃つ。(インスタントタイミングにこだわらない)
相手の土地が起きているとき
→相手のアップキープに撃つ。
3、補足
多くのプレイヤーは対戦相手のクリーチャーが攻撃に参加したところを除去しようとします。
これはなぜでしょうか?
具体的には《腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak》や《グリフィンの導き/Griffin Guide》のようなクリーチャー強化呪文を警戒してです。(あと装備品とか)
そしてそれが習慣化しているからです。
なるほど、確かにこのようなカードを使わせたクリーチャーを除去した方が、断然お得です。
では、ハッキリ言いますが、
こんな事が起こることは、対戦相手がミスプレイしない限りありえません!
ただ何もせずにアタックしてもあなたはそのクリーチャーを除去るつもりなのに、わざわざ相手が強化呪文を使ってくれるようなことは(普通は)ありません。
(逆に言えば、ただアタックするだけで対戦相手が除去を撃ちそうな状況で絶対にあなたは強化呪文を使ってはいけません!大損します)
(追加のクリーチャーを出すことを選びましょう)
コメント
内容については、いつでも適応はできない点や前提条件が足りない点等補足すべきことも多いが、知らない人に「メイン」や「アップキープ」にインスタントを打つという選択肢を教える啓蒙記事としては素晴らしい。
最近こういう戦術系記事はあんまし見ないんで書いてみました。
もっと細かく分かり易く書けた気もするんでちょっと反省中です。
あの当時を彷彿とさせる、秀逸な記事ですね。勉強になりました。
次の記事も期待してます。
あのサイトを見てた人たちから方や世界王者が出て、自分は・・・
いや、月日の経つのは早いもんです(笑